さいたま市議選には、全十選挙区に二〇一五年の前回選挙より三人少ない七十九人が立候補した。前回は北区が無投票だったが、今回は全ての選挙区で立候補者数が定数を上回り、いずれも選挙戦となった。
立候補者の内訳は、現職五十一人、元職一人、新人二十七人。党派別では、自民二十四人▽立民十一人▽国民三人▽公明十一人▽共産十一人▽日本維新の会三人▽社民党一人▽諸派二人▽無所属十三人。
女性は十五人で、全体の二割弱にとどまった。選挙前の女性議員数は十人で、大幅な増加は見込まれない。
市議会では一七年の市長選前に、最大会派だった自民市議団が二つに分裂。代わって「立憲・国民・無所属の会」が最大会派になった。県議会のように単独で過半数を占める会派はなく、改選によって勢力図に変化があるか注目される。
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