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激戦の南1区 現新5人が3議席争う

有権者に支持を呼び掛ける候補者=草加市で

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 県議選南1区(草加市)には、定数三に五人が立候補した。公明と無所属の現職二人と、自民、立民、共産の新人三人が争う激戦の構図。各候補者は、市内を走る東武伊勢崎線の駅周辺でマイクを握るなどし、初日から懸命に支持を呼び掛けた。

 再選を狙う無所属現職の木下博信さん(54)は、谷塚駅前で出陣式を開き、有権者にアピール。高齢化が進み、将来は納税者が減って県の税収も落ち込むことが予想されるとし「県がやらなくてもいい仕事はやめて、介護や福祉、教育に力を入れる」と主張した。

 「ここ草加は、全国屈指の激戦区。情勢はまだまだ厳しいです」。五選を目指す公明現職の蒲生徳明さん(58)は、草加駅前で第一声。山口那津男党代表も駆け付ける中、駅の防犯カメラ設置や避難所となる体育館のエアコン設置などを実績として強調した。

 独協大学前駅前で「安心して老後が暮らせるまちづくり」を訴えたのは、共産新人の平野厚子さん(58)。演説では、特別養護老人ホームの整備の必要性などを指摘。自民が単独過半数を占める現状を問題視し「県議会のゆがみを変えていこう」と支援を求めた。

 自民新人の福田誠一さん(55)は、草加駅前で「決死の覚悟で戦って参ります」と声を張った。運営する福祉施設で障害児と触れ合っていることを挙げ、「声なき声を受け止める」と強調。「アベノミクスの効果が市民レベルで実感できるよう」、議席獲得を訴えた。

 「山川百合子議員の後を引き継いで参りたい」。県議から衆院議員に転身した山川さんの後継候補として出馬した立民新人の東間亜由子さん(50)は、草加駅前で第一声。子育ての経験から「働きながら子育てできる」環境や自転車専用レーンの整備などを掲げた。

 

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