さいたま市議選には、七十九人が立候補。前回より二人少なかったが、全ての選挙区で選挙戦となり、少数激戦となった。投票率は前回比2・23ポイント減の38・16%だった。
党派別で最も多い二十四人が立候補した自民は二十三人が当選。前回と同じ十一人を擁立した公明は前回に続き全員が当選した。
同じく十一人を擁立した立民も全員当選。現職のみ三人を立てた国民も全員が当選した。共産は十一人中、七人が当選。社民党は岩槻区で新人が唯一の議席を獲得した。三人が挑んだ日本維新の会は議席を獲得できず、無所属は四人が当選。女性の当選者は十二人で選挙前の十人を上回った。
さいたま市は人口増が続く一方で、待機児童問題などの課題も山積。各候補者は福祉や防災の充実、新しいまちづくりのあり方を巡って論戦を繰り広げたが、投票率は伸びなかった。
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