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2市長選と20市議選 あす告示 行田、12年ぶり選挙戦か

今回の県内市議選で最多の42議席を争う川口市議選のポスター掲示板=同市で

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 統一地方選の後半戦となる市町選挙は14日、行田、北本両市長選と20市議選が告示される。16日には毛呂山町長選と12町議選も告示され、いずれも21日に投開票される。両市長選はいずれも、現職に対して市議からの転身を図る新人候補が挑む一騎打ちの構図になりそうだ。 (渡部穣、藤原哲也)

◆2市長選

 行田市長選は、四選を目指す無所属現職の工藤正司さん(68)=自民、立民、国民、公明、希望推薦=と、市議三期目で無所属新人の石井直彦さん(75)が立候補を表明している。過去二回は無投票で、選挙戦になれば十二年ぶり。

 工藤さんは三期十二年の実績を強調し、石井さんは観光のビジネス化や教育の充実などを訴える。石井さんは、工藤さんが初当選した二〇〇七年の市長選にも出馬しており、二度目の戦いとなる。三月二十八日現在の選挙人名簿登録者数は六万九千八十三人。

 北本市長選は、再選を狙う無所属現職の現王園(げんのうぞの)孝昭さん(72)と、市議四期目で無所属新人の三宮(さんぐう)幸雄さん(68)が出馬の準備を進めている。

 一五年に四期目をうかがった当時の現職を破って初当選した現王園さんは、企業誘致などによる市内経済の活性化を主張。三宮さんは、前回市長選では現王園さんを支持したが、四年間の市政運営に疑問を投げ掛け、刷新を訴える。三月二十八日現在の選挙人名簿登録者数は五万七千四百十六人。

◆20市議選

 市議選が行われるのは川越、熊谷、川口、行田、所沢、加須、東松山、狭山、羽生、鴻巣、深谷、越谷、和光、北本、蓮田、幸手、鶴ケ島、日高、ふじみ野、白岡の二十市。

 県選挙管理委員会によると、十二日までに事前審査を終えた立候補予定者は、総定数(四七四)に対して五百七十九人。幸手市(定数一五)のみ立候補予定者数が定数と同じで、それ以外の十九市は定数を上回っており、選挙戦となる見込みだ。

 立候補予定者の内訳は現職三百八十五人、元職二十三人、新人百七十一人。党派別では自民五十四人、立民十七人、国民六人、公明七十七人、共産六十二人、維新四人、社民四人、諸派十九人、無所属三百三十六人となっている。

 

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