毛呂山町長選は、無所属現職の井上健次さんが、元県職員で無所属新人の下田俊哉さん(65)を破って、三度目の当選を果たした。当日有権者数は二万八千八百十三人。
井上さんは「二期目に種をまいた事業、やり残したことをやる」と訴えて立候補した。三期目に向け、自動運転バスなど情報通信技術(ICT)や人工知能(AI)を活用したスーパーシティー実現に向けた取り組みや、東武越生線川角駅周辺の整備、中高一貫校の検討などを公約し、支持を広げた。
一方、下田さんは「完全失業率や若者の就業率が県内ワースト」として、企業誘致による税収増や雇用増などを訴えたが、及ばなかった。