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県議選の構図(2)

◇太田市区 旧民主系2人と3現職軸

 旧民主系の県議会会派「リベラル群馬」を率いる現職の黒沢孝行が引退を決め、無所属新人の八木田恭之が労働組合の支持母体を引き継ぐ。

 旧民主で元職の阿部知世は前回首位で当選し、約二年前の太田市長選に挑んだが敗れ、無所属で返り咲きを狙う。

 この二人に、前回二位で当選した公明の薬丸潔と、ともに自民の穂積昌信と山崎俊之の現職三人が絡んだ選挙戦が見込まれる。

 自民新人の秋山健太郎は行政書士の元市議で、分裂する保守票にどこまで食い込めるかが課題だ。

(定数5−候補予定6)

穂積昌信 44 自現

山崎俊之 61 自現

秋山健太郎 41 自新

薬丸潔 40 公現

阿部知世 47 無元

八木田恭之 57 無新

◇伊勢崎市区 保守4人が票奪い合い

 前回首位当選の原和隆は夏の参院選群馬選挙区に出馬を一時検討し、自民の公募に名乗りを上げたために県議選は不出馬となった。

 前回は原の得票に大和勲、臂(ひじ)泰雄、井下泰伸の自民現職三人が続き、今回新たに自民新人で元市議の斉藤優が加わり、原の票を奪い合いそうだ。

 こうした層の厚い保守候補たちに、旧民主の加賀谷富士子が今回は立憲民主として出馬し、二人しかいない現職女性の中で二期目を目指す。

 共産新人の長谷田直之は前回は次点で、共産の念願である三議席目の確保に向けて再挑戦する。

(定数5−候補予定6)

井下泰伸 55 自現

臂泰雄 66 自現

大和勲 54 自現

斉藤優 59 自新

加賀谷富士子 40 立現

長谷田直之 62 共新

◇邑楽郡区 現新5人の争い

 自民の現職二人にいずれも無所属の現職と新人二人が挑む構図になりそうだ。

 前回は六人が出馬する混戦となり、自民の現職二人が首位当選の久保田順一郎、二位の川野辺達也と議席を占めた。今回は無所属現職の本間恵治の他に、立憲民主が無所属新人として大学教授の新原英嗣を擁立し、無所属新人で元大泉町議の森昌彦も加わり、保守層の取り崩しを狙う。

(定数3−候補予定5)

久保田順一郎 66 自現

川野辺達也 53 自現

本間恵治 65 無現

森昌彦 57 無新

新原英嗣 66 無新

◇館林市区 立民が候補擁立

 ともに自民現職の泉沢信哉と多田善洋の他に動きは表面化していなかったが、立憲民主が元市議会議長の高橋次郎を公認で擁立する見通し。

(定数2−候補予定3)

泉沢信哉 60 自現

多田善洋 59 自現

高橋次郎 67 立新

◇佐波郡区 無投票の見通し

 自民現職の井田泉以外には出馬の動きはなく、無投票が見込まれる。

(定数1−候補予定1)

井田泉 56 自現

 =敬称略。立候補予定者の名簿は衆院勢力順。 (菅原洋)

 

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