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桐生市長選 荒木さん初当選 「元気出る施策を進める」

初当選を決め、万歳する荒木恵司さん(左)=桐生市新宿で

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 統一地方選後半戦の三首長選と十六市町村議選は二十一日、投開票された。桐生市長選は元県議の荒木恵司さん(60)が初当選。榛東、嬬恋の両村長選は現職が当選した。投票率は首長選54・41%、市町村議選50・55%で、議員選は統一選の戦後最低を更新した。

 桐生市新宿の荒木さんの事務所では、午後九時五分ごろ、当選確実が伝えられると、支持者らの大きな歓声に沸いた。荒木さんは「市民の皆さんから支持をいただき当選できた。市民の元気が出るような施策を打ち立てていく」と決意を述べた。

 選挙戦では、建設業や製造業の団体や、推薦政党などからの支援を受けた。一般の有権者からも市議三期、県議一期の豊かな政治経験を示しつつ、確実に支持を広げた。

 桐生市は人口減少や少子高齢化、商店街の衰退など多くの課題を抱える。選挙中に繰り返したのは「オール桐生」との言い回し。「桐生には潜在能力がある。市民一人一人とともに桐生を作っていく」と力を込めた。みどり市との合併については「合併はするべきだが機運醸成も必要。未来に向けて進める」と述べた。

 投票率は51・55%で過去最低。「投票に行かなかった有権者にも、まちづくりに興味を持ってもらうようにしなければ」と気を引き締めた。

  (池田知之)

 

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