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みんなも選びに行こう 県在住アイドルの新井さんがPRキャラに

自身が使われたポスターを手にする新井愛瞳さん=県庁で

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 低迷する若者の投票率を上昇させようと、県選挙管理委員会は統一地方選のPRイメージキャラクターに、アイドルグループ「アップアップガールズ(仮)」のメンバーで、県内出身・在住の新井愛瞳(まなみ)さん(21)を起用した。県選管が選挙啓発をアイドルに依頼するのは初めて。新井さんはポスターやちらしなどに加え、自らの会員制交流サイト(SNS)でも投票を呼び掛けている。 (菅原洋)

 県選管によると、選挙権年齢が十八歳に引き下げられて初めての国政選挙だった二〇一六年の参院選で、抽出調査による県内の投票率は十代が45・01%、二十代が34・10%。一七年の衆院選は十代が42・60%、二十代が31・40%といずれも低下した。二回の選挙とも全世代では50%台だった。

 新井さんは〇四年から芸能活動を続け、一四年からは「ぐんま特使」として観光など県のPRに協力してきたために起用した。

 県選管は「私は選びに行く」という新井さんのメッセージと顔写真入りのポスターを約五千枚、ちらしを約六万枚製作。ちらしなどにあるQRコードをスマートフォンで読み取ると、新井さんが出演した一分十秒の啓発動画を閲覧できる。

 新井さんは五日午前十一時半から、前橋市の大型商業施設「けやきウォーク前橋」で啓発活動する予定。

 新井さんは「期日前投票には必ず行ってます。若い世代にもっと投票してもらい、群馬は『かかあ天下』といわれるので、(現在は少ない県内の)女性議員も将来は増えるように応援したい」と張り切っている。

 

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