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自民現職 6人落選 女性4人は全員当選

花束を受け取る阿部知世さん(右)=太田市上田島町で

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 統一地方選前半戦の県議選は七日、十二選挙区で投開票され、四十二人が当選した。最大会派の自民は、無投票当選の六人を含む二十五人が当選したが、現有議席から六議席減らした。ベテランや県連幹部ら現職六人が相次いで落選した。旧民主系の第二会派「リベラル群馬」は、立憲民主の二人らが当選し、現有の六議席を確保した。投票率は43・49%と戦後最低を更新した。 (菅原洋)

 公明も現有の三議席を維持。共産は新人が敗れて現有の二議席にとどまり、三議席目はならなかった。

 激戦で注目された高崎市区は、いずれも元市議の無所属新人三人のうち、高井俊一郎さん(43)と松本基志さん(59)が当選し、追川徳信さん(59)が競り負けた。

 前橋市区は、現職八人が安定した強さを見せ、無所属新人の二人を退けた。

 太田市区は自民現職の山崎俊之さん(61)が同じ自民の新人、秋山健太郎さん(41)に及ばなかった。

 桐生市区は自民現職のベテラン、腰塚誠さん(71)が無所属の現職と、亀山豊文市長を父に持つ亀山貴史さん(41)ら二人の無所属新人に敗れた。

 藤岡市・多野郡区でも、二人の無所属新人が当選し、自民現職の金井秀樹さん(69)が惜敗。富岡市区でも、自民現職で県連の総務会長を務める大手治之さん(66)が無所属新人に競り負けた。吾妻郡区でも、自民現職の萩原渉さん(65)が元中之条町長の無所属新人、入内島道隆さん(56)と別の自民現職に敗れた。

 女性は現職二人を含む四人が出馬し、全員が当選。北群馬郡区で無所属新人の大林裕子さん(59)が自民現職の高橋正さん(71)らを引き離し、太田市区で無所属元職の阿部知世さん(47)が首位で圧勝した。

 一方、前橋市選挙管理委員会は七日夜、投票用紙の残数が投票所二カ所でそれぞれ一枚不足していると分かったと発表した。誤って二枚ずつ手渡した可能性があるという。

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