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2市長選・8市議選 あす告示

 統一地方選の後半戦となる桐生市と高崎市の二市長選と高崎市など八市議選が十四日、告示される。桐生市長選は新人二人の選挙戦が予想される。高崎市長選は選挙戦の可能性もあるが流動的。投開票はいずれも二十一日。

◆桐生市長選 新人2人の一騎打ちか

 桐生市長選には、元県議の荒木恵司さん(60)と、元市議の伏木康雄さん(36)の新人二人が、いずれも無所属で立候補する予定で、一騎打ちの公算が大きい。

 荒木さんは昨年十一月に立候補表明した。若者の起業支援や民間活力を利用した観光誘客、交流人口と定住人口の増加、市営施設の健全経営と民営化、救急医療体制の広域連携などを公約に掲げる。

 伏木さんは二〇一六年四月に立候補表明。市長の退職金廃止や、みどり市との合併推進、既存の空きビルや空き店舗を活用した新市庁舎設置、町会と自治会支援のための予算増額などを訴えている。

 投票は二十一日、市内六十一カ所で実施され、同市新宿の南体育館で同日午後八時十五分から即日開票される。大勢判明は同日午後九時四十時ごろの見通し。 (池田知之)

◆高崎市長選 選挙か無投票か流動的

 高崎市長選は、無所属現職の富岡賢治さん(72)が三選に挑む。ほかに無所属新人で不動産仲介業の紋谷修身さん(67)が出馬の考えを明らかにしたが、流動的だ。立候補すれば、四年前の前回と同様に現新一騎打ちの構図になる。

 富岡さんは昨年九月に「活力ある都市への道筋を付けた。この流れをスピードアップさせたい」と立候補を表明。前回は十二万票で圧勝したが、さらに企業や団体、地域などに後援組織を広げ、連合群馬の推薦も受ける。地域の特色を生かした活性化、福祉や子育て支援の充実を掲げる。

 紋谷さんは三月に「無投票の阻止」を訴え、出馬する意向を示した。「公共事業の予算を農山村地域へ振り分ける」などと主張。高崎商業高校時代の同窓生や不動産業の知人らの支援で戦う方針だったが、出馬について十二日時点で「関係者と協議中」としている。 (石井宏昌)

◆8市議選 総定数184に230人余が準備

 市議選があるのは、高崎、桐生、太田、沼田、藤岡、富岡、安中、みどりの8市。定数の合計184に対し、二百三十数人が立候補者説明会に出席するなど準備しているが、流動的な側面もある。

 最も激戦が見込まれるのは高崎市で、定数38に五十数人が出馬を検討。太田市も定数30に30人台後半が出馬を準備し、混戦になりそうだ。

 桐生、安中、みどり市は定数をいずれも数人上回る出馬予定者がおり、選挙戦になる可能性が高い。沼田、藤岡、富岡市で出馬を検討しているのは定数をやや超える程度で、選挙戦になるかは微妙な情勢だ。

 定数の削減は、藤岡、安中、みどり市で各2となった。 (菅原洋)

 

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