統一地方選の後半戦となる高崎、桐生両市長選と八市議選が十四日告示される。桐生市長選は新人同士の一騎打ちとなりそうだ。高崎市長選は無投票の公算が大きくなっている。後半戦第二陣の六町村長選と十三町村議選も十六日に告示され、いずれも二十一日に投開票される。選挙では少子高齢化や人口減少などの課題や、地域活性化策が争点になるとみられる。
桐生市長選は、現職の亀山豊文さんが引退を決め、元県議の荒木恵司さん(60)と元市議の伏木康雄さん(36)の無所属新人二人による争いになる見通しだ。
高崎市長選は、三選を目指す無所属現職の富岡賢治さん(72)と無所属新人の紋谷修身さん(67)が立候補を表明したが、紋谷さんが十三日、出馬断念を明らかにした。
市議選は、高崎、桐生、太田、沼田、藤岡、富岡、安中、みどりの八市。総定数が前回(二〇一五年四月)の一九〇から一八四に減少する中、二百三十人前後が立候補する模様だ。
前半戦の県議選では投票率が戦後最低を更新する43・49%まで落ち込んだ。地方の政治や議会に対する有権者の関心低下が懸念され、各市町村は投票の呼び掛けに力を入れる。 (石井宏昌)
この記事を印刷する