統一地方選の後半戦で実施される四月十四日告示の大和市長選で、市副議長の二見健介さん(41)が無所属で出馬する意向であることが九日、本人への取材で分かった。近く記者会見して、正式に表明する。同市長選への立候補表明者は初。
二見さんは取材に「子どもたちが将来、胸を張って住みたいと言えるまちをつくりたい」と話し、子育てや若者支援をはじめ、高齢者福祉の充実、企業誘致、ITを活用した市政運営などに取り組む考えを示した。現時点で市長選への態度を明らかにしていない大木哲市長(70)=三期目=については「多選で権力が集中し、弊害が出ている」と指摘。世代交代を訴えた。
二見さんは二〇一一年に市議に初当選し、二期目。市議会会派「自民党・新政クラブ」に所属する。
市長選を巡っては、大木市長が〇七年の初当選後、市長任期を連続三期までとする努力義務条例の制定を実現しており、今回、四選出馬するかが焦点となっている。 (曽田晋太郎)
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