知事選が二十一日に告示され、統一地方選が幕を開ける。二十四日告示の相模原市長選、二十九日告示の県議選、三政令市議選と合わせ、四月七日の投開票日に向けて舌戦が始まる。
知事選はいずれも無所属で、三選を目指す現職の黒岩祐治さん(64)と新人の岸牧子さん(62)の一騎打ちになりそう。
黒岩さんは二十一日午前十時、横浜市中区の選挙事務所で出陣式。午後一時に同市旭区の横浜若葉台団地の「なのはな公園」で第一声を上げる。同団地の住民は、要介護認定率が全国平均より低い。「(病気になる前から対策を取る)未病改善の象徴」(黒岩さん)と選挙戦開始の場所に選んだ。その後は、茅ケ崎駅周辺で練り歩きなどをする。
岸さんは午前十時、同市西区の横浜駅西口高島屋前で第一声に臨む。午後二時からはJR桜木町駅前広場で演説し、共産党の志位和夫委員長が応援に駆けつける。夕方には居住地の横須賀市に戻り、横須賀中央駅前と北久里浜駅前で政策を訴える。市民団体の仲間らも参加し、有権者との距離の近さをアピールする。
県選挙管理委員会の村上健司委員長は「神奈川の進路を決定する上で、極めて重要な選挙。有権者の皆さまには、候補者の意見、政策をよく検討し、積極的に投票に参加されるよう期待する」との談話を出した。 (志村彰太)
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