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立候補者の第一声

(届け出順) 

◆黒岩祐治(くろいわ・ゆうじ)さん(64) 無現<2>=自国公

 若葉台団地を未病モデルに

 横浜市旭区の横浜若葉台団地で第一声に臨んだ黒岩さんは「何の迷いもなくここを選んだ。若葉台団地の『奇跡』が、これからの日本を救うと確信しているから」と理由を切り出した。

 自らが掲げる「未病改善」の取り組みに触れ、「超高齢社会を乗り越えていく神奈川モデルが未病という言葉に象徴されている。今回の選挙を通じてその先に行きたい」と強調した。同団地の高齢化率は48%と全国平均を上回りながら、この十年で要介護認定率は12%に下がっていることを挙げ「住みよい、楽しい団地にしたいとやってきた結果だと聞いた。これこそが超高齢社会を生きていくモデルだ」と指摘した。

 さらに「笑いも重要なキーワード。笑いを増やし、元気に、健康になる。これが命輝く神奈川の具体的な姿。若葉台団地になろう、と訴え続けていく」と支持を求めた。 (北爪三記)

<略歴> 知事(元)大学院教授・フジテレビキャスター▽早大

◆岸牧子(きし・まきこ)さん(62) 無新=共

 健康と教育の格差是正訴え

 岸さんは横浜市西区の横浜駅西口で、大勢の支持者らを前に「貧困による格差を、健康と教育の格差にしてはいけない。誰一人取り残さない神奈川にリボーン(再生)する」と第一声を上げた。

 今の県政では、待機児童の解消や中学校給食の導入は進まず、給料も年金も少なく「どの人も苦しんでいる」と主張。

 黒岩知事が目玉に打ち出す「未病改善」は「医療を商品化し、健康を自己責任にしている」と問題視し、カジノ誘致に反対を明言しないことも批判した。

 その上で「カジノより給食」とのスローガンを掲げ、全公立中での給食の実施や十八歳までの医療費無料化、最低賃金の千五百円(時給)への引き上げ、脱原発の推進といった公約を紹介。「私たちは多数派だ。私たちが願う政治に変えられる」と呼び掛けた。(加藤益丈)

<略歴> 市民団体代表・園芸業(元)中学校教諭▽武蔵野美大

 

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