現新４氏、激戦の様相　相模原市長選あす告示　来月７日投開票

　相模原市長選は二十四日、告示される。いずれも無所属で、元市議の宮崎雄一郎さん（５２）、四選を目指す現職の加山俊夫さん（７４）、元県議の八木大二郎さん（５５）、元衆院議員の本村賢太郎さん（４８）の四人が立候補を表明し、現職に新人三人が挑む構図となりそうだ。現新の一騎打ちだった前回四年前と比べて激戦が予想され、現市政の継続の是非が主な争点になる。

　宮崎さんは元日本航空機長。民間経験を生かした行財政改革を柱に、企業誘致の推進や「津久井区」の新設などを掲げる。

　加山さんは福祉や子育て施策の推進など三期十二年の実績を強調し、四期目で「集大成の仕事を手掛ける」と市政の継続を訴える。

　八木さんは現職の「多選阻止」を前面に、財政再建や市内全域へのミニバス交通網の整備、魅力ある図書館の建設などを主張。

　本村さんは市民に開かれた市政運営を掲げ、住民との対話重視の姿勢を示す。大規模開発は「一度立ち止まって見直す」とする。

　投開票は四月七日。二十日現在の選挙人名簿登録者数は六十万五百六人。　（曽田晋太郎）