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相模原市長選 候補者の横顔(上)

 二十四日に告示された相模原市長選には、いずれも無所属で、共に新人の元衆院議員本村賢太郎さん(48)、元市議宮崎雄一郎さん(52)、四選を目指す現職の加山俊夫さん(74)、新人の元県議八木大二郎さん(55)が立候補した。四人の横顔を二回に分けて紹介する。 (曽田晋太郎)

(届け出順)

◆本村賢太郎(もとむら・けんたろう)さん(48)無新

 誰にでも同じ発言を

 「市長はこれまでほぼ市役所OBが務めてきた。役人任せの行政ではなく、民間目線で、国、県とのパイプを生かして開かれた相模原をつくっていきたい」。衆院議員として活動する中、市政の転換を求める市民の声もあり、悩んだ末に転身の意志を固めた。

 小学校の卒業アルバムに「将来、政治家になりたい」と書いた。参院議員だった伯父らの影響で、幼少のころから「政治は地域や国を変えられる職業なんだな」と感じていた。小学生時代に自閉症の同級生と一緒に登下校し、障害のある人も共に生きられる社会になればと考えたことも、政治家への思いを強くした。

 政治の師と仰ぎ、県議時代に後継指名を受けた藤井裕久元衆院議員の「いつでも、どこでも、誰にでも同じことを言える政治家になれ」との教えが行動の指針。趣味は釣りや、プロレスなどのスポーツ観戦。

◆宮崎雄一郎(みやざき・ゆういちろう)さん(52)無新

 無新何が正しいかを追究

 大卒後に入った日本航空が経営破綻し、社内改革に乗り出した、当時の会長稲盛和夫氏の下で社員の意識改革を担当。会社の再生に携わった。市議に転じ、やりがいを感じていたが「市の現状は、赤字体質で現場の社員の声に耳を傾けてもらえなかった、往時の日航に似ている。今、変えなければ」と出馬を決意した。

 政治を志すきっかけは高校三年の春。親友の勧めで司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読み「国や国民の幸せに命を懸ける、そんな仕事ができたらいい」と思った。日航時代は主に国際線のパイロットとして働き、稲盛氏の「世のため人のために働くのが人生の目的」との言葉に感銘し、四十八歳で故郷の市議になった。

 「何が正しいか追究する」のが信条。幼少期に始めた野球は、プロテストに合格した腕を持つ。小学一年の息子と触れ合うのが息抜きの時間だ。

 

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