定数六〇に八十一人が出馬した川崎市議選。各候補者は七選挙区で政策などを訴え、舌戦は熱を帯びている。候補者の顔触れや、各選挙区の戦いの構図を二回にわたり紹介する。 =届け出順
◆川崎区(定数9−候補13)
定数九に対し、現職七人、元職一人、新人五人の計十三人が争う。主要各党は議席維持を目指し、自民三、立民一、公明二、共産二を擁立。ほかに自民、共産を離れた現元二人、国民推薦の現職を含む五人が無所属で立候補しており、激戦の構図になっている。
◆幸区(定数7−候補9)
現有維持を目指す自民二、国民一、公明二、共産一の現職六人と立民、諸派、無所属の新人三人が、定数の七議席を争う。前回、旧維新の党で当選した現職は不出馬。各候補は南武線の立体交差化による渋滞緩和、木造住宅密集地域への対策強化などを訴えている。
◆中原区(定数10−候補13)
市内七選挙区で最多の定数一〇に対し現職八人、元職一人、新人四人が立候補。自民は四人を擁立し、現有三議席から上積みを狙う。現有維持を目指して共産は二人、立憲、国民、公明は現職が一人ずつ出馬。現職一人を含む無所属、諸派の四人とともに争う。
原典之 42 自現<2>
松川正二郎 50 無元<1>
松井孝至 55 国現<1>
押本吉司 35 立現<2>
大庭裕子 57 共現<3>
小松雄也 28 諸新
松原成文 65 自現<4>
石井敦也 30 無新
市古次郎 41 共新
吉沢直美 48 自新
重冨達也 30 無現<1>
川島雅裕 48 公現<2>
末永直 35 自現<1>
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