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相模原市長選候補者アンケート

 七日投開票の相模原市長選は、いずれも無所属の現職と新人三人が各地で支持を訴えている。市長になった際に重点的に取り組む政策や、市の推計で今年がピークと見込まれる人口が減少した後の対応策などについて四人の考えを聞いた。 (届け出順)

【問1】最も訴えたい政策を教えてください

【問2】あなたが市長になったら、市民にどんな利点がありますか

【問3】市が直面する人口減少、少子高齢化への対応策を教えてください

◆本村賢太郎(もとむら・けんたろう)さん(48)無新

【問1】対話の場「出前市長室」

 市民に開かれた市政にするため、「出前市長室」など新しい対話の場をつくる。また、大規模開発はいったん立ち止まって見直す。今ある資源を最大限に生かす、本当に必要な開発を市民と熟慮した上で決める。

【問2】市内で働く場、増やす

 行政出身の市長が続き、新しい施策への取り組みと民間・市民の視点が不足している現状を変える。会社員や県政、国政の経験を生かし、トップセールスによる企業誘致やテレワークの推進などで市内で働く場を増やす。

【問3】子育て・教育施策拡充

 子育て・教育施策を拡充し、子育て世代に選ばれるまちをつくる。並行して、シニア世代が健康で安心して元気に暮らせるまちづくりも進める。

◆宮崎雄一郎(みやざき・ゆういちろう)さん(52)無新

【問1】日航の再生お手本に

 自分も尽力した日本航空の再生を手本に、市の行財政改革を断行する。目標として3年で経常収支比率を80%台に戻し、停滞から未来を切り開くため、人口増、企業誘致増、税収増の具体策を打ち出す。

【問2】市民主体の市政推進

 情報公開とタウンミーティングの定例化を推進し、市民主体の市政づくりを進める。市職員の意識改革にも取り組み、市民ファーストを合言葉にする。

【問3】若年世帯の定住促進

 若年世帯の定住促進へ、駐車場付き駅前保育園・認定こども園を建設。安価な一戸建て住宅の供給増に向けた施策、人工知能(AI)やロボット、高齢者、海外人材を活用した新しい介護システムも推進する。

◆加山俊夫(かやま・としお)さん(74)無現<3>

【問1】誰もが夢、希望持てる

 市民一人一人を大切にし、安全で安心して心豊かに暮らせるための政策が最重要。全世代型福祉社会や、誰もが将来に夢や希望、誇りを持てるまちづくりの実現に向けた施策を総合的に進める。

【問2】都市経営手法生かす

 市長3期の経験と実績、国や政令市、周辺自治体などとの太いパイプ、健全財政を貫く都市経営手法などを生かし、一時も停滞させることなく72万市民が安全に安心して生活でき、夢や希望が持てる都市を実現する。

【問3】高齢者就労など支援

 子どもを産み育てやすい環境づくりに向け、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援をする。高齢者が生きがいを持って生活できるよう、就労や地域活動など社会参加の推進につながる取り組みを進める。

◆八木大二郎(やぎ・だいじろう)さん(55)無新

【問1】公共交通の充実必要

 超高齢社会における高齢者の「足」の確保や若者の定住・移住促進のために、公共交通の充実が必要。細い路地でも走行可能なミニバスの交通網を市内全域に整備し、運行において高齢者の雇用を推進する。

【問2】現地現場主義を徹底

 市民と市長が直接対話し、活発に意見交換する場を定期的に開く。市役所内の発想ではなく、現地現場主義を徹底する。市の財政を再建し、市民負担を増加させず、将来世代への投資を行う。

【問3】人口減を見据え再建

 人口減少時代の地域の在り方を検討する。人口減による市税収入の減少や超高齢化による支出増を見据えた財政再建を実施。まず、率先垂範で市長、副市長の退職金をゼロにし、子育て世代の負担軽減を戦略的に行う。

 

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