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知事選 ネット活用 両候補、あの手この手

 二〇一三年四月にインターネットを選挙で活用できるようになってから、今回は二回目の統一地方選。七日投開票の知事選では現職黒岩祐治さん(64)=自民、国民民主、公明推薦=と、新人岸牧子さん(62)=共産推薦=がネットをフル活用して支持を訴えている。

 「城ケ島を観光の核に仕上げていく」「綾瀬市は超高齢社会のモデルになる」。黒岩さんは告示日の三月二十一日、「三十三市町村のみなさんへメッセージ」と題した一〜三分の動画を多数、ホームページ(HP)に掲載。市町村ごとに話題を変えて収録し「告示数日前は徹夜の作業だった」と陣営幹部は語る。

 選挙戦では遊説中に出会う有権者と記念撮影し、写真共有アプリ「インスタグラム」にアップロード。一日四百人と撮影するといい、陣営は「有権者と会話をするきっかけになり、選挙戦を『県民への取材』と位置付ける元キャスターの黒岩候補ならでは」と話す。

 「誰一人取り残さない政治」を掲げる岸さんは短文投稿サイト「ツイッター」で、支持者らの投稿をリツイート(転載)している。多くの意見を拾い上げる政治姿勢を示しつつ、支持の広がりをアピールする。

 選挙戦で県内をくまなく回るのは難しく、タウンミーティングの様子をツイッターで発信し、政策を伝える。ポスターにスマートフォンなどで読み込むQRコードを載せてHPとツイッターに誘導し、知名度の低さを補う。陣営は「政策を知ってもらえれば岸さんの支持は広がるはず。ツイッターに岸さんを応援する投稿が並ぶようにしたい」としている。 (志村彰太、加藤益丈)

 

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