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自民順調、野党系は明暗分かれる 県議選、横浜・川崎・相模原市議選

 県議選と横浜、川崎、相模原の政令市議選も八日午前一時ごろまでに大勢が判明し、各議会とも最大会派を組む自民が引き続き多数を握ることが確実になった。新人を積極擁立し、自民に対抗できる影響力の拡大を狙った立民と共産は野党支持票を食い合い、明暗が分かれた。国民民主と公明は候補者を絞り込み手堅く議席の確保を目指したが、国民は伸び悩んだ。

 県議選(定数一〇五)は自民が安定して議席を獲得。現職のみが立候補した公明も順調に当選を決めた。現有勢力の三倍近い候補を立てた立民も勢力を拡大。立民と六選挙区で競合した国民は推薦候補が辛勝したものの、四期務めた現職二人が落選するなど苦戦した。共産も議席減が濃厚。

 横浜市議選(同八六)も国民の現職が複数落選し、議席を減らした。また、女性候補三十一人が立ち、十九人以上が当選すれば過去最多。新人を含めて女性の当選が相次いだ。

 川崎市議選(同六〇)では川崎区で複数の女性が当選。同区での女性市議は八年ぶり。全員当選すれば合計で過半数を確保できる自民と公明は、次々に当選者が決まっていった。

 相模原市議選(同四六)は、告示前の十四議席から上積みを狙って十七人を擁立した自民が順調に議席を伸ばした。

 投票率は県議選が41・16%、横浜市議選が42・48%、川崎市議選が41・45%、相模原市議選が48・85%。県議選と川崎市議選は過去最低だった。

 

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