初当選を確実にし、万歳する本村賢太郎さん(中)=相模原市中央区で
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相模原市長選を制した本村さんは当確が報じられた午後八時ごろ、中央区の選挙事務所に姿を見せた。詰め掛けた大勢の支援者らと握手を交わし、祝福を受けた後、「市民と対話を重ね、安全運転ではなくチャレンジする相模原にしていきたい」と決意を語った。
現市政の継続の是非が主な争点。「市民に開かれた市政運営と顔が見える市長を目指す」と唱えた本村さんは、住民との対話重視の姿勢を強調。大型開発は立ち止まって見直すとし、衆院議員や県議の経験を生かして市の発展に尽くすと訴えた。
選挙戦では、市内を地盤に衆院選を戦った経験を武器に活動量で他陣営を圧倒。保守分裂で対立する三候補の票が割れ、公明が自主投票を決める中、旧民進党出身の本村さんは野党系の票をほぼ手中にした。保守支持層にも食い込んだほか、期間中は積極的に街頭に立ち、自転車で市内を回るなど無党派層への浸透にも余念がなかった。
四選を狙った加山さんは支持が広がらなかった。落選が決まり、中央区の選挙事務所で「こういう結果になり大変申し訳ない。市の状況を伝える部分が欠けていたと思う」と述べた。
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