東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 特集・連載 > 統一地方選2019 > 神奈川 > 記事一覧 > 記事

ここから本文
写真
 

秦野の「なんつッ亭」経営者 惜敗、悔しさにじませ

写真

 政界への転身ならず−。七日の県議選で、ラーメンチェーン「なんつッ亭」(本店・秦野市)の経営者で立民新人の古谷一郎さん(51)=写真=が同市から立候補するも、惜しくも当選を逃した。

 「私の力不足でした。申し訳ありません」。八日未明、古谷さんは事務所に集まった約三十人の支援者の前で悔しさをにじませた。

 熊本県のラーメン店で一年修業した後、一九九七年に地元の秦野で開店。本場仕込みの味と、元暴走族のメンバーという「ヤンキー店主」のキャラクターが受け、テレビなどに取り上げられる有名店になった。

 出馬前から原発ゼロ、共謀罪反対などの主張を会員制交流サイト(SNS)で発信。街頭演説を積極的に行い、地元での知名度を生かした選挙戦を展開したが、当選ラインに約四千票届かなかった。古谷さんは「台風の目にはなれなかったが、やり切りました」と話した。 (鈴木弘人)

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】