職員から花束を受け取り、手を振って応える黒岩知事=県庁で
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前回二〇一五年の二百十九万票を上回る二百二十五万票余を得て三選した黒岩祐治知事(64)は当選から一夜明けた八日、横浜市中区の選挙事務所で記者会見して選挙戦を振り返り、今後の抱負を述べた。
演説よりも有権者と笑って記念撮影する選挙戦を展開した黒岩知事は「撮った写真がネットで拡散した。後半は若い人が積極的に近づいて来て手応えを感じた」と得票数が伸びた理由を分析。一方、相手候補にも全体の23%超の七十万票余が入ったことを念頭に「おごってはいけない。初心に帰り、当選の重みを受けとめたい」と語った。
その後、県庁で二百人の幹部職員らに向け、公約の「笑いあふれる百歳時代の実現」を挙げて「楽しくやりがいがあり、笑いあふれる職場の実現が真の働き方改革だ」と訓示。その上で「時代の流れが速くなっている。前例にとらわれず、未来をつくっていく神奈川になっていきたい。県組織の大改革にも取り組んでいく」と宣言した。 (志村彰太)
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