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相模原市長に本村さん 当選一夜明け「方向性をしっかりアピール」

会見で市政運営への抱負などを語る本村さん=相模原市中央区で

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 現新四人が争った相模原市長選を制した新人の本村賢太郎さん(48)は八日、初当選から一夜明けて市内で記者会見した。圧倒的な得票数で勝利したことについて「責任の重さを感じる」とし、「自分たちのまちづくりの方向性を国や県にしっかりアピールする」と市政運営への抱負を述べた。 (曽田晋太郎)

 選挙戦では「顔の見える市長を目指す」と訴えてきた。市長としてまず取り掛かりたい仕事について、「なるべく早い段階で、市長室の扉を取り払う」と語った。現職の下で構想が練られてきた米軍相模総合補給廠の返還地の活用や、リニア中央新幹線の新駅ができる橋本駅周辺の開発については「まずは市民の話を聞き、市議会にも相談して最終的には自分自身で方向性を決めたい」と強調した。

 選挙期間中に市民と触れ合う中で、交通弱者対策や教育支援の充実が必要だと感じたといい、公共交通網の実態調査や習熟度別の授業の導入などに乗り出す考えも披露。隣接する東京都町田市や県内の周辺自治体との連携を強化する姿勢も示した。

 会見に先立ち、本村さんはこの日が命日で二年前に七十八歳で他界した母弘江さんの墓前を訪れ、当選を報告。「市民が誇りを持てるまちづくりの先頭に立って頑張る」と伝え、決意を新たにしたという。街頭では市民から「新市長頑張って」などと声を掛けられたと明かし、「市長への自覚が芽生え、やらなければならないことがたくさんあると痛感した」と語った。

 

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