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開成、湯河原町長選が告示 ともに現新一騎打ち

 開成、湯河原町長選と葉山、中井、開成、山北町議選が十六日、告示された。両町長選は現職と新人の一騎打ちになり、各候補が第一声などで支持を訴えた。共に市長選や市議選と同じ二十一日に投開票される。 (西岡聖雄)

 開成町長選はいずれも無所属で、三選を目指す現職の府川裕一さん(63)と新人の元銀行員山神裕さん(52)が立候補を届けた。十五日現在の選挙人名簿登録者数は一万四千三百六十三人。

 府川さんは、防災拠点にもなる省エネ新庁舎の着工、子育て支援センター開設などの実績を強調。「急行が停車するようになった小田急開成駅の再整備を前の道路を含めて進め、隣接市町との連携で地域全体を良くしたい」と主張した。

 山神さんは「急行停車と連動した行事やまちづくりだけでなく、訪日外国人客の取り込み策もない」と町政を批判し、「官民が連携した駅前駐車場や駐輪場の拡充、多世代交流拠点の誘致、英語教育の充実した町を目指す」と訴えた。

 湯河原町長選は、無所属現職で四選を狙う冨田幸宏さん(61)と同新人の元町議室伏友三さん(70)が立候補した。十五日現在の選挙人名簿登録者数は二万二千二百三十五人。

 冨田さんは「温泉場にある万葉公園の再整備を、(隣接する)観光会館を含めて官民連携で進める」と力説。「旧湯河原中跡地に完成した防災コミュニティセンターと隣の体育館を避難所にし、移転工事中の湯河原病院と共に一帯を防災拠点にする」と述べた。

 室伏さんは「町政をリセットしたい。働くお母さんらを助けるため学校給食を中学校にも広げ、子育てを支援する」と熱弁。「町が計画する万葉公園の再整備事業などは見直す。役場の中の風通しを良くし、町民サービスを活性化したい」と演説した。

 

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