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高齢化まちづくり持論訴え 平塚・大和・南足柄 3市長選あす投開票

 統一地方選の後半戦が二十一日、投開票される。平塚、大和、南足柄の三市長選は少子高齢化への対応やまちづくりなどを争点に舌戦が続く。現職と新人の一騎打ちになった開成、湯河原町長選は各候補が最後の追い込みに躍起になっている。 (統一地方選取材班)

 平塚市長選は共に無所属で、新人の市国際交流協会理事谷容子さん(54)と、三選を目指す現職の落合克宏さん(61)=自民、立憲民主、国民民主、公明推薦=が争う。

 落合さんの二期八年の市政運営に対する評価が主な争点。JR平塚駅に近い見附台周辺地区の整備や中学校給食の実施方式などについては両者の主張が異なる。実現性や具体性も有権者の判断材料になりそう。

 現新の一騎打ちになった大和市長選は、市長任期を連続三期までとする努力義務条例を自らつくりながら四選出馬した現職の「多選」の是非が主な争点。

 無所属現職の大木哲(さとる)さん(70)は図書館や子育て支援施設の整備など三期の実績を強調し、認知症対策、市民の居場所づくりなどとともに「健康都市政策」の継続を訴える。同新人で元市副議長二見健介さん(41)は条例を守らない現職の姿勢を批判し、多選の弊害を指摘。財政健全化や他自治体との広域連携強化などと併せて市政の刷新を唱える。

 南足柄市長選はいずれも無所属で、三選を目指す現職加藤修平さん(70)=自民、公明推薦=、共に新人の元市議星崎健次さん(46)と不動産投資業諏訪部均さん(56)が立候補している。

 加藤さんは二期八年の実績を強調。「(来春開業予定の)道の駅の事業費の55%は国、県の助成金と補助金。指定管理者も黒字を見込んでいる」と説く。

 星崎さんは「道の駅建設に二億円借金する情報が伝わっていない。負担を増やさないため事業を凍結する」と力説。広域連携などを訴え若さもアピールする。

 諏訪部さんは「市の正職員を増員し、待遇改善で士気を高める。不法投棄を防ぐため、箱根とつながる道路を止める。公用車をなくす」などと主張している。

 

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