湯河原町長選は無所属現職の冨田幸宏さん(61)が、同新人の元町議室伏友三さん(70)を破り、四選を決めた。投票率は49・06%(前回無投票、前々回54・10%)だった。
冨田さんは、大型ホテルの誘致や老舗旅館の再生、湯河原駅前整備などの実績を強調。「民間のアイデアと資金に町の信用力を合わせて事業を進めることが重要」と訴え、支持を広げた。防災コミュニティセンターを核にした防災拠点化、温泉場にある万葉公園の再整備などを推進するとも唱えた。
室伏さんは、アウトドア関連企業の誘致や中学校給食の実現、町の事業の全面見直しなどを主張したが、現職の壁を崩せなかった。