南足柄市長選は、無所属現職の加藤修平さん(70)が、共に無所属新人の元市議星崎健次さん(46)と不動産投資業諏訪部均さん(56)を破り、三選を決めた。投票率は57・17%(前回60・93%)。
午前零時前に当確の知らせが入ると、市内の事務所は拍手と歓声に包まれた。駐車場に設けた特設会場で加藤さんは「国、県との信頼関係、きずなを強め、市民の願う政策を実現してまいります」と三期目の決意を力強く語った。
選挙戦では「まちづくりにゴールはない」と訴え、市の借金を二期八年で六十億円減らしたことや学童保育の公設化、企業や特養老人ホームの誘致などの実績を強調。争点の一つとなった、来春開業予定の道の駅の建設は「中止すれば国や県などの信頼を失う」と訴え、理解を広げた。
星崎さんは「道の駅は採算の見積もりが甘く、将来の負担になる」と反対論を展開したが及ばなかった。
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