支援者から花束を受け取り、当選を喜ぶ大木さん(中)=大和市で
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大和市長選は、無所属現職の大木哲(さとる)さん(70)が同新人で元市副議長の二見健介さん(41)を破り、四選を果たした。投票率は38・40%(前回40・80%)だった。
大木さんは当確の報を受け、市内の事務所で支援者らと握手をして喜びを分かち合った後、「健康都市政策が市民の心を捉えた結果だ。少子高齢化の中、認知症対策や市民の居場所づくりに、より一層力を入れていきたい」と述べた。
大木さんは十二年前、四選を狙った現職の「多選」を批判して初当選。選挙戦では、就任後に市長任期を連続三期までとする努力義務条例をつくりながら出馬した自身の多選の是非が主な争点になったが、市民は大木市政継続を支持した。
告示後は街宣車で市内をくまなく回り、三期の実績と「健康都市政策」の継続を強調。相手候補の批判には「多選反対などと言っている時代ではない。具体的に何を目指すか、重要なのは政策」と主張した。
「多選批判の受け皿」をアピールした二見さんは、知名度不足が響いた。
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