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大阪市長選 柳本元市議、出馬表明 自民擁立、ダブル選を批判

 自民党が大阪市長選への擁立を決めた元市議柳本顕(あきら)氏(45)が十六日、同市のホテルで記者会見し、立候補を正式表明した。大阪維新の会が仕掛けた大阪府知事との入れ替えダブル選に関し「世の中をだまし討ちする政治手法は許せない」と批判した。無所属で自民党が推薦する見込み。公明党府本部は推薦を決定、党本部に承認を求める。

 柳本氏は、大阪都構想の推進を掲げる大阪維新代表の松井一郎知事(55)と対決する。会見で「都構想は大阪を混迷の渦に落とし込んでいる。大阪にとっても私にとっても終止符を打つラストチャンスだ」と強調した。

 自民党は知事選に元副知事小西禎一(ただかず)氏(64)を擁立し、公明党は小西氏を府本部推薦にすると決めている。大阪維新は吉村洋文市長(43)が挑む。立憲民主党府連は十六日の幹事会で柳本、小西両氏を自主支援する方針を確認。国民民主党府連は結論を持ち越した。知事選は二十一日、市長選は二十四日に告示され、府議選、市議選と同じ四月七日に投開票される。

 

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