二十一日投開票の統一地方選後半戦では一票が当落を分けた選挙が複数あり、案分による一票未満の「小数点差」で明暗が分かれたケースもあった。
十一人が立候補した福井県池田町議選(定数八)。得票順八位で当選した佐野和彦氏が百五十五票、得票順九位で落選した飯田茂治氏が一五四・四一六票だった。「飯田」姓が候補に二人おり、名字しか書いていない票があった。
千葉県銚子市議選(定数一八)には二十五人が立候補。得票順十八位で当選した石上允康(みつやす)氏と、落選した十九位の工藤忠男氏の差は〇・四七四票だった。候補者に「石上」姓がもう一人いた。
愛知県東郷町議選(定数一六)は一票差で最終議席が決まった。
また、北海道小平町議選(定数八)、埼玉県狭山市議選(定数二二)、京都府城陽市議選(定数二〇)、宮崎県諸塚村議選(定数八)、鹿児島県三島村議選(定数七)では最後の一議席を巡り候補者の得票数が並び、各地元選挙管理委員会が公選法に基づき、くじ引きで当選者を決めた。
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