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11知事選、あす投開票 前半戦 41道府県議選も

 第十九回統一地方選の前半戦となる十一道府県知事選と六政令市長選、四十一道府県議選、十七政令市議選が七日に投開票される。焦点は「大阪都構想」の是非を問う府知事選と大阪市長選の「ダブル選」。自民党支持層が割れる「保守分裂」となった福井、島根、徳島、福岡の四県知事選の行方も注目だ。北海道は唯一、与野党が全面対決する構図となっている。 

 統一選は夏の参院選の前哨戦。道路整備を巡って安倍晋三首相と麻生太郎副総理兼財務相の意向を「忖度(そんたく)」したと発言した塚田一郎国土交通副大臣が事実上更迭されたばかりで、野党は批判を強めている。与党は、自民系候補への逆風を懸念している。

 大阪ダブル選はともに、都構想実現を目指す政治団体・大阪維新の会と、自民など「反維新」勢力の一騎打ちとなった。選挙戦中盤までは、大阪維新の候補が府知事選で先行し、市長選でもややリードしている。

 保守分裂となる四知事選のうち、福岡では麻生氏の強い働き掛けで自民推薦を得た新人と、自民の地元選出国会議員が支える現職らの争いだ。塚田氏は新人の応援集会で忖度発言をした。元々、現職優勢の展開だっただけに、新人側には痛手となった。

 島根では自民の若手県議らが応援する元官僚と、自民推薦の元官僚が激戦。福井では自民推薦の新人、徳島では自公の県組織が推す現職がやや先行する。

 神奈川、三重、奈良、鳥取、大分では現職が優勢か一歩リードする。

 政令市長選のうち、相模原市では無所属四人が立候補。元民進党衆院議員が、現職を含め三分裂する保守陣営を突き放そうと狙っている。

 道府県議選で、自民は総定数二二七七の過半数を目指す。政令市議選は定数一〇一二を巡り各党が競う。

 

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