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前半戦 夏占う試金石 きょう投開票

 統一地方選前半戦の11道府県知事選や41道府県議選などが7日に投開票される。今回の統一選は12年に1度の「亥(い)年選挙」で、夏に控える参院選の試金石。与野党は地域活性化などを掲げ勢力拡大を狙う。5日に事実上更迭された塚田一郎元国土交通副大臣の「忖度(そんたく)」発言が有権者の判断に作用しかねず、結果は今後の安倍政権の選挙戦略に影響を与える可能性がある。

 前半戦では、大阪府知事と大阪市長の「ダブル選」のほか、自民党支持層が割れる「保守分裂」となった福井、島根、徳島、福岡の4県知事選、与野党対決型の北海道知事選の勝敗が焦点となる。

 道路事業を巡り首相や麻生太郎副総理兼財務相の意向を忖度するとした塚田氏の発言が事実なら、政治的な配慮で行政をゆがめたことになる。虚偽発言なら有権者への背信行為だ。与党は首長選、議員選を問わずに自民系候補への風当たりが強まると懸念する。

 政令市長選は札幌、相模原、静岡、浜松、大阪、広島の6市で、政令市議選は仙台、静岡、北九州を除く17市で実施される。

 

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