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維新、市議会対策必要に 大阪都構想 府議選は過半数達成

 地域政党・大阪維新の会は大阪府知事、大阪市長のダブル選で圧勝し、府議会で過半数の議席獲得という目標を達成、市議会でも大幅に議席を伸ばした。ただ「大阪都構想」を推進するには府議会だけでなく市議会でも過半数の議席が必要で、対策が必要となる。

 市長選を制した大阪維新代表の前知事松井一郎氏(55)と知事選で勝利した前市長吉村洋文氏(43)は投開票から一夜明けた八日午後、それぞれ市役所と府庁に初登庁。

 府議選(定数八八)で大阪維新は五十一議席を獲得。他の各党は自民十五、公明十五、共産二、立民一、無所属四。市議選(定数八三)は、大阪維新四十、公明十八、自民十七、共産四、無所属四だった。

 市議選で大阪維新は全二十四選挙区のうち十八選挙区で複数候補を擁立し、無投票を含め十六選挙区で二人が当選。府議選は三十一の一人区のうち二十六選挙区で議席を得た。自民党は府議団、市議団の両幹事長が落選するなど両議会で議席を減らした。

 都構想を巡って大阪維新と対立した公明党は府議選で現職十五人全員が議席を守ったが、市議選で現職一人が落選した。松井氏は今後の公明との交渉に関し、七日夜の民放番組で「相手がテーブルに着くかどうかだ。こちらが対話する気はある」と表明。

 公明大阪府本部の佐藤茂樹代表は八日未明、記者団に「維新がどう出てくるかだが、都構想の問題点についてはしっかり議論をしていきたい」と話した。

 

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