3議席めぐり混戦 きょう公示 現新6人、出馬準備
2019年7月4日 紙面から
宣誓書を兼ねた整理券の見本=千葉市役所で |
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参院選は四日公示され、二十一日の投開票に向けて十七日間の選挙戦が幕を開ける。千葉選挙区(改選数三)には現職三人、新人三人の計六人が出馬を準備。国の将来を左右する改憲や年金問題などを争点に、各候補が県内約五百二十七万人の有権者に何を問い掛けるか注目される。
立候補を予定するのは、自民現職の石井準一さん(61)と豊田俊郎さん(66)、立民現職の長浜博行さん(60)、共産新人の浅野史子さん(48)、「安楽死制度を考える会」の新人の門田正則さん(72)、「NHKから国民を守る党」の新人の平塚正幸さん(37)。 (村上豊)
◆投票所、待ち時間短縮へ 入場整理券を封書に変更
四日に公示される参院選から千葉市選管は、投票所入場整理券を従来のはがきから封書に変え、世帯ごとに郵送している。入場券には期日前投票時に必要な「宣誓書」を添えており、あらかじめ名前や住所、期日前投票の理由を書いておくことで、投票所での待ち時間の短縮に期待できる。
市選管によると、従来は期日前投票所で宣誓書を受け取り、その場で記入しなければいけなかった。宣誓書を事前に同封してほしいとの声を受け、今回から導入。二〇一七年の衆院選では、台風の接近で投開票日に悪天候が見込まれたことなどが影響し、そごう千葉店に設けた期日前投票所には列ができ、大混雑した。
封筒には、投開票日や期日前投票、不在者投票の方法を記した啓発チラシも同封。一日発行の市政だよりには、参院選の日程が決まっておらず、選挙関連の記事を入れられなかったため、市選管の担当者は「チラシで周知ができて良かった」と話す。 (黒籔香織)