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千葉

改憲や社会保障で論戦

2019年7月5日 紙面から

有権者に支持を訴える候補者(左)=千葉市内で

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 小雨が舞う中、石井準一さんは千葉市中央区の京成千葉中央駅前で第一声。社会保障制度の充実、地方経済の活性化、防災・減災対策とともに国土強靱(きょうじん)化などを掲げ、「経済成長を持続させ、少子高齢化に対応した暮らしやすい国づくりを進めるために、皆さんとともに小さな一歩、確かな一歩を進めていく。本当の意味での暮らしの安心安全を自公政権で示していきたい」と訴えた。

 JR千葉駅前でマイクを握った長浜博行さんは、スローガンの「ガラス張りの政治!」を強調。「情報公開が保障されていない。不都合な真実は知らされない。六年前、十二年前と変わらない。もっとひどくなった」と指摘した。衆参両院で、予算委員会を開かずに参院選に突入した与党側の姿勢を批判し、「こんなばかにされた政治をいつまで続けるんですか」と呼び掛けた。

 豊田俊郎さんは、千葉市内のホテルで出陣式。少子高齢化の中、人生百年時代といわれることを挙げながら「持続可能な社会保障制度をつくる」。県議、八千代市長など自らの経歴を紹介しつつ、「国と地域のため(二期目も)しっかり働く」と力を込めた。会場には県内選出の国会議員十三人や市町村長、県議、市町村議らが詰め掛けた。続いて豊田さんは、近くの公園で演説した。

 門田正則さんは、届け出後、県庁前でマイクを握り「死にたくても薬や医療技術で死ねない時代。延命措置で長生きさせられている。安楽死を制度として認める選択肢が必要。国民に一石を投じたい」と語り、県民への街頭インタビューで主張を伝えていく。

 浅野史子さんは、JR千葉駅前で「消費税10%増税を中止し、暮らしを応援する政治に変えていく」と第一声を上げた。最低賃金の全国一律引き上げや、年金制度を含む社会保障の拡充の実現を掲げた。改憲問題にも触れ、陸上自衛隊木更津駐屯地に輸送機オスプレイを暫定配備する計画などを批判した上で、「憲法九条を守り、生かし、県民の平和の願いに応えたい」と力を込めた。

 平塚正幸さんは午後五時からJR船橋駅南口で街頭に立った。契約者だけがNHK放送を見ることができるスクランブル放送の実現を掲げる「NHKから国民を守る党」の公認だが、「私は反対。党の中から反対することで、私を知ってほしい」などと話した。

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