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<大人って…>消費増税、私立高無償化は? 淑徳大生が立候補者に聞く

2019年7月20日 紙面から

参院選立候補者からのアンケートの回答を話し合う学生=千葉市中央区の淑徳大で

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 二十一日の参院選投開票日を前に淑徳大(千葉市中央区)のコミュニティ政策学部の矢尾板俊平教授のゼミは、千葉選挙区(改選数三)候補者に政策アンケートを実施し、回答について学生らが意見を交わした。

 候補者六人に消費税率の引き上げや私立高校の授業料無償化などについてアンケートを出し、「安楽死制度を考える会」の新人門田正則さん(72)と、共産新人の浅野史子さん(48)から回答があった。

 十六日、矢尾板教授とゼミ生三人はアンケート回答を分析。浅野さんは「若者の政策を実現するために、財源の世代間『見直し』を実施すべき」との質問に「反対」と答えた。学生は「『若者が輝ける社会にしたい』と別の質問で答えたのに、矛盾している」と指摘した。

 ゼミでは、若い人の意見を政治に反映する仕組みについて議論。学生からは地域ではなく世代を代表する候補者を選ぶ世代別選挙区の導入やインターネット投票の実施を求める意見が出た。四年の橋本淳史さん(21)は「若者が投票に関心を持つように根本的に何かを変えないと政策が高齢者中心になってしまうと思った」と話した。

 アンケートの回答は、ホームページで公表している。 (黒籔香織)

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