共産党県委員会は四日、県庁で記者会見し、夏の参院選群馬選挙区（改選数一）に擁立していた党県常任委員の伊藤達也さん（３６）が比例代表へ回ると発表した。野党共闘の合意により、立憲民主党公認で大学非常勤講師の斎藤敦子さん（５１）に一本化されたため。

　伊藤さんは「昨年四月に参院選に出馬表明し、この一年間活動してきた。三年前の参院選でも群馬選挙区から比例代表へ回ったが、当時より野党共闘は進歩し、市民の運動も大きく進んでいる。市民と野党と力を合わせたい」と述べた。

　小菅啓司委員長は「野党共闘に全力を尽くしたい。党として野党共同の集会へ参加するなど、斎藤さんを応援するために何でもやりたい」と語った。

　同選挙区には、自民党公認で元県議の清水真人さん（４４）も出馬表明している。（菅原洋）