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群馬

投票率 前回最低「期日前活用を」 きょう知事選告示、参院選公示

2019年7月4日 紙面から

リハーサルをする選管職員ら=県庁で

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 二十四年ぶりの同日選となる知事選と参院選が四日、告示・公示される。投開票は二十一日。前回の投票率は知事選が31・36%、参院選群馬選挙区が50・51%といずれも過去最低を記録しており、県内の各選挙管理委員会は投開票日に加え、近年増加している期日前投票を呼び掛ける。 (菅原洋)

 知事選はともに無所属新人で、参院議員の山本一太さん(61)=自民、公明推薦=と、県労働組合会議副議長の石田清人さん(62)=共産推薦=が出馬する予定。

 群馬選挙区(改選数一)にはともに新人で、自民党公認の元県議清水真人さん(44)=公明推薦=と、立憲民主党公認で野党統一候補の元大学准教授、斎藤敦子さん(51)=社民推薦、国民支持=が出馬する見込み。政治団体「NHKから国民を守る党」が擁立する新人の介護職員前田みか子さん(47)も出馬を準備している。

 県内で期日前投票所を開設するのは八十九カ所。各市町村の開設日は五日が多く、高崎、太田市は市役所や支所など全てが五日となる。太田市は「イオンモール太田」に県内の商業施設では初めて開設する。

 開設日は前橋市役所は五日だが、支所や出張所などは十五日。伊勢崎、みどり、渋川、藤岡市も市役所は五日で、支所などは十四日。沼田市は十三、十四日に移動期日前投票所を設ける。終了日は大半が二十日。開設時間は前橋市の支所や出張所などは午前九時からで、残る多くが午前八時半〜午後八時となる。

◆ダブル選、迅速な作業を 県選管 届け出リハーサル

 知事選と参院選が四日、告示・公示されるのを前に、県選挙管理委員会は三日、県庁で立候補届け出リハーサルを行った。

 会場には当日と同じように知事選と参院選の届け出場所を設けた。候補者役の職員を相手に、選管職員ら約三十人が届け出順のくじ引きを行う手順や書類審査の流れ、選挙事務所標札や腕章などの交付手順を確認した。

 県選管の松本修平委員長は「令和の新しい時代を迎えた中で、今後の県および国の進路を決定する極めて重要な意義を持つ選挙です。投票日に投票できない場合には、期日前投票や不在者投票を利用するようお願いします」との談話を発表した。 (市川勘太郎)

◆選挙人名簿登録者数 県内163万9288人

 県選挙管理委員会は三日、同日現在の選挙人名簿登録者数は百六十三万九千二百八十八人と発表した。このうち十八、十九歳は計約三万八千七百人。全体では、前回の参院選より0・96%減った。前回の知事選は選挙権年齢が二十歳以上だったために比較できない。

 今回は男性が約八十万七千人、女性が約八十三万二千人。市町村別では、最多が高崎市の約三十一万二千人、次いで前橋市の約二十八万二千人、太田市の約十七万八千人、伊勢崎市の約十六万九千人と続いた。最少は上野村の約千人となった。 (菅原洋)

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