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群馬

若者投票率向上へPR 高崎出身JOYさん起用

2019年7月8日 紙面から

知事選と参院選のPRイメージキャラクターを務めているJOYさん=県庁で

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 二十一日投開票の知事選と参院選群馬選挙区(改選数一)で、低迷する若者の投票率を上げようと、県選挙管理委員会はPRイメージキャラクターに高崎市出身のタレント、JOY(ジョイ)さん(34)を起用している。JOYさんはポスターやちらしなどに「本気(マジ)で選ぶ」というキャッチコピーとともに登場。「若者に自分のSNS(会員制交流サイト)でも発信し、少しでも多くの人たちに選挙に興味を持ってほしい」と呼び掛けている。 (菅原洋)

 日英のハーフというJOYさんは高崎観光特使も務め、テレビや雑誌などで活躍している。一九〇センチの長身も生かし、ファッションモデルもしてきた。JOYさんのツイッターには、約四十一万人のフォロワーがいるという。

 県はJOYさんが登場する電車の中づりを含むポスター約五千八百枚、ちらし約五万四千枚、うちわ約三万四千枚などを製作。JOYさんが出演する十五秒の啓発動画も制作し、大型商業施設のスクリーンや動画サイトで流している。

 JOYさんは「これまで選挙には十五、六回は行っている。東京にも住んでいるために仕事が忙しくて行けない時もあり、今はもっと行けば良かったと反省している。選挙に行っていないというイメージもあるでしょうが、意外と行ってます」と笑いを誘っている。

 県選管によると、選挙権年齢が十八歳に引き下げられて初めての国政選挙だった二〇一六年の参院選で、抽出調査による県内の投票率は十代が45・01%、二十代が34・10%。三十代が41・71%。一七年の衆院選は十代が42・60%、二十代が31・40%、三十代が43・73%にとどまった。二回の選挙とも全世代では50%台だった。

 県選管は四月の統一地方選では、PRイメージキャラクターに、アイドルグループ「アップアップガールズ(仮)」のメンバーで、県内出身の新井愛瞳(まなみ)さん(21)を起用した。

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