参院選（四日公示、二十一日投開票）の茨城選挙区（改選数二）で、野党共闘を目指す市民団体「県市民連合」は一日、県庁で会見し、立候補を予定している立憲民主新人の小沼巧さん（３３）、共産新人の大内久美子さん（６９）の二人を推薦すると発表した。安倍政権が進める改憲に反対▽東海第二原発を廃炉に−など九項目の政策協定を結んだ。

　事務局長の田村武夫・茨城大名誉教授は「安倍政権に待ったをかける、できればねじれ国会にする選挙にしたい」と話した。支援は選挙期間中のスピーチの協力などに加え、二人の政策を市民に知らせる集会を開きたいとしている。

　茨城選挙区にはほかに、自民現職の上月良祐さん（５６）＝公明推薦＝、日本維新の会新人の海野徹さん（７０）、政治団体「ＮＨＫから国民を守る党」新人の田中健さん（５３）が立候補を表明している。　（鈴木学）