現新5人が立候補へ あす公示 地方活性化など争点
2019年7月3日 紙面から
立候補の届け出書類の事前審査を受ける陣営関係者(手前)=県庁で |
参院選は四日、公示される。茨城選挙区(改選数二)には、現職と新人計五人が立候補する見通しとなっている。東海村の日本原子力発電東海第二原発の再稼働の是非や、地方活性化策などを争点に、激しい選挙戦となりそうだ。二十一日に投開票される。 (鈴木学)
これまでに立候補を表明しているのは、再選を目指す自民現職の上月良祐さん(56)=公明推薦=と、元経済産業省職員で立憲民主の小沼巧さん(33)、元県議で共産の大内久美子さん(69)、元那珂市長で日本維新の会の海野徹さん(70)、元東京都江戸川区議で政治団体「NHKから国民を守る党」(N国)の田中健さん(53)の新人四人となっている。
茨城選挙区は、長く自民と旧民進などの野党第一党が議席を分け合っている。今回も、自民は候補者を一人に絞り、六十万票の獲得を目標に支持固めを図る。候補者選定が遅れた立民は結党後、初の参院選で議席確保を目指す。
共産や維新も、政治経験豊かな元県議や元首長を立て議席を狙う。立民を含めて東海第二原発の再稼働反対の訴えが重なるため、反対の意思を示す票が分散する可能性がある。
N国は「NHKをぶっ壊す」との主張を展開する。
公示日はいずれの陣営も水戸市で第一声を上げ、選挙戦をスタートさせる予定だ。