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茨城

5候補にアンケート(4)取り組みたい課題は何ですか?

2019年7月13日 紙面から

 参院選茨城選挙区(投開票21日、改選数2)の候補者5人を対象にした本紙のアンケートで、当選後に取り組んでいきたいことについて自由に回答してもらった。

 「NHKから国民を守る党」の田中健さんは「NHKをスクランブル放送にする」と答え、希望者だけがNHKと契約し、視聴できるようにするとした。

 日本維新の会新人の海野徹さんは、那珂市長時代に掲げた日本原子力発電東海第二原発の再稼働の「阻止」を目指すとした。

 立憲民主新人の小沼巧さんは、経済政策で「内需に光を当てたボトムアップ型の成長モデルをつくる」と説いた。共産新人の大内久美子さんは「将来不安のない年金制度の実現」を挙げた。自民現職の上月良祐さんは「幸せな高齢社会の創造」や「地方創生」を唱えた。 (山下葉月)=おわり

<質問>取り組みたい課題は何ですか?

(届け出順)

◆田中健(たなか・けん)さん(53) 諸新

 NHKをスクランブル放送にする。健康推進(タバコを制限する)。司法改革。陪審制の導入。軽自動車規格の拡大。防衛力の増強。

◆海野徹(うみの・とおる)さん(70) 維新

 まず政治家が身を切る改革を行うと同時に、徹底した行政改革を行う。東海第二原発再稼働は安心安全の地域社会と共存できない。再稼働を阻止し、日本のエネルギー政策を自然再生可能エネルギーに転換する取り組みを行いたい。

◆小沼巧(おぬま・たくみ)さん(33) 立新 社

 新しい発想、多様な問題意識から議論を喚起していきたい。特に、経済では内需に光を当てたボトムアップ型の「令和の成長モデル」を、社会保障では「支え合いを支える」仕組みをつくるための第一歩を踏み出したい。

◆大内久美子(おおうち・くみこ)さん(69) 共新

 将来不安のない年金制度の実現。物価が上がっても年金を上げない今の仕組みを廃止し、消費税とは別の財源確保で基礎年金満額(月6.5万円)以下の低年金者全員に年間6万円を現在の年金額に上乗せして給付します。

◆上月良祐(こうづき・りょうすけ)さん(56) 自現<1> 公

 まず、「幸せな高齢社会の創造」。国民皆保険を守り、安心できる社会保障と少子化対策。そのためにも「社会や経済の活力を取り戻す」こと。そして、インバウンド観光や農産物輸出などによる「地方創生」。

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