２１日投開票の参院選に多くの有権者に投票してもらおうと、県選挙管理委員会は横浜市西区の新都市プラザで、啓発ポスターに起用した女優白石聖（せい）さん（２０）らによるトークショーを開いた。ご当地アイドルの川崎純情小町、横浜純情小町、ポニカロードの３組も参加し、ステージショー後に投票を呼びかけた。

　啓発キャラクターに選ばれた感想を聞かれた白石さんは「選挙は難しいイメージがあって関心が低かった。啓発キャラに決まり、投票結果が自分に返ってくること、未来の子どものために大切な１票なんだと自覚した」と話した。

　大学生によるボランティアグループ「かながわ選挙カレッジ」の４人と白石さんの対談もあった。若者の投票率が低い理由を大学生は「投票しても何も変わらないと思っている」などと説明。グループが県内の高校で実施している模擬投票など、関心を高めるための取り組みを紹介した。白石さんは「同世代の活動を知って、選挙を身近に感じた」と述べた。　（志村彰太）