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神奈川

<終盤情勢>自が先行 立、公、維続く

2019年7月18日 紙面から

 自民現職の島村が優位を保つ。立民現職の牧山と公明現職の佐々木、維新現職の松沢が競り合いながら当選圏をうかがい、共産新人の浅賀が追い上げる。国民新人の乃木、社民新人の相原は厳しい。

 島村は組織力を生かした選挙戦を展開する。六年前は全国最多の百十三万票を獲得し、今回はそれを上回る票を目指す。自民支持層に加え無党派層への浸透を狙い県内をくまなく回る。

 牧山は支持母体の連合を後ろ盾に立民支持層を着々と固める。無党派の市民団体の支援も受けて都市部を中心に安定した選挙戦を進め、政権批判票の取り込みをもくろむ。

 佐々木は公明支持層のほとんどを固めたほか、推薦を得た自民の支持層など保守票の獲得を狙う。さらなる上積みを目指して若者への働き掛けを進めつつ、組織の引き締めも図る。

 松沢は維新支持層に浸透しただけでなく、自民支持層にも食い込む。元知事の知名度と神奈川への思い入れを強調し、支持拡大を狙う。

 浅賀は共産幹部が次々に応援に駆けつけ、支持層を固める。牧山と同じく市民団体が支援し、電話作戦なども展開するものの、無党派層にはいまひとつ浸透し切れていない。

 乃木は連合の支援を得た一方、知名度が不足。相原も苦しい戦いが続く。

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