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埼玉

共産・伊藤さん 21年ぶり獲得に沸く

2019年7月22日 紙面から

初当選を決め、支持者から花束を受け取る伊藤さん(中)=さいたま市大宮区で

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 共産新人の伊藤岳さんが、党として埼玉選挙区で二十一年ぶりの議席獲得を果たした。午後八時ごろ、当選が確実になると、さいたま市大宮区の事務所は熱狂に包まれた。

 伊藤さんは「やったという気持ち。現場で届けた希望の声が勝利に結び付いた」と喜びの声。支持者の歓声に応えながら「年金問題の審議や特養ホームの増設、大学の授業料を半額にすることを約束する」と国会での活躍を誓った。

 二〇一〇年から三回連続で埼玉選挙区に挑んだが、落選を続けた。前回は次点で議席を逃し、改選数が増えた今回は大きなチャンス。党も「最重点区」と位置付け、幹部が過去にないほどの頻度で入れ替わり応援に駆け付けた。

 選挙戦では、安倍政権批判を繰り返し「減らない年金の実現を」と主張。消費税増税を中止し、大企業の税負担を増やすことなどで財源を生み出すと訴えた。

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