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与党勝敗ライン「改選過半数63」 二階氏、参院選巡り見解

2019年6月25日 紙面から

 自民党の二階俊博幹事長は二十四日、党本部で本紙などのインタビューに応じ、夏の参院選の勝敗ラインは、自民、公明両党の与党で改選議席の過半数となる六十三議席と説明した。「六十三議席確保することが最低(ライン)だろう。頑張れば難しいことではない」と語った。

 安倍晋三首相(自民党総裁)は二十二日のインターネット番組で、勝敗ラインを「与党で過半数確保」と話したが、改選議席の過半数か、非改選(自公で七十議席)を含めて過半数を維持できる五十三議席かは明示していなかった。

 インタビューで二階氏は、首相の自民党総裁任期(二〇二一年九月まで)中の改憲実現について「安倍総裁がどうしてもやりたいと不退転の決意で臨むなら、幹事長として全面的に協力したい」と表明。衆参両院の憲法審査会で「多くの同意を得て、慎重に議論することが大事」とする一方、「いたずらに時間を浪費するのは許されない。政府・与党で決断するべきところでは決断しなければいけない」と指摘した。(川田篤志)

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