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4日公示 21日投開票 参院選日程 閣議決定

2019年6月26日 紙面から

 政府は二十六日午前の臨時閣議で、参院選の日程を「七月四日公示、二十一日投票」と決定した。即日開票する。第百九十八通常国会は二十六日に、百五十日間の会期を終えて閉幕し、各党は事実上の選挙戦をスタートさせる。安倍晋三首相は同日午後に首相官邸で記者会見し、参院選に臨む考え方などを示す。

 定数を六増やす改正公職選挙法成立後、初めての参院選。参院は三年ごとに半数が改選されるため、今回は改選数が三増え、百二十四議席が争われる。

 選挙戦では、首相が目指す改憲や政権の経済政策、老後二千万円不足問題で不安が広がった公的年金制度の在り方、十月の消費税率10%への引き上げの是非などが主な争点。安倍政権の政治姿勢など政権の六年半が問われる。

 国会終盤では、首相が衆院を解散して衆参同日選になるのではないかとの観測が浮上したが、連立を組む公明党が「有権者が混乱する」などと反対。老後二千万円不足問題の政府対応を巡る世論の反発などを受け首相は衆院解散を見送った。

 今国会では、親による子どもへの体罰を禁止し、児童相談所の体制強化を盛り込んだ改正児童虐待防止法と改正児童福祉法や、幼児教育・保育を無償化する改正子ども・子育て支援法などが成立した。(後藤孝好)

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