日本維新の会の松井一郎代表は一日、本紙などのインタビューに対し、七月の参院選後に改憲を目的に連立政権入りする可能性を否定した。「自民党は議会改革をやる気がないのに増税しようとしている。維新は毎年の予算編成を了解できない」と説明した。

　参院選では憲法に「教育無償化」を書き込む重要性を訴え、改憲論議をリードする考えを強調した。トランプ米大統領が日米安全保障条約に不満を示したことを踏まえ、九条改憲も「議論すべきだ」と語った。

　消費税増税については、「景気に冷や水を浴びせることになる」と凍結を前面に打ち出す考えを示した。

　公明党が国会議員歳費の一割削減を公約に掲げたことを受け、参院選後に山口那津男代表と「身を切る改革」の実現に向け協議する意向も示した。維新は国会議員報酬の三割カットを公約している。　（川田篤志）