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「消費増税10年不要」 公明代表は同調せず「議論不十分」

2019年7月5日 紙面から

 公明党の山口那津男代表は四日、安倍晋三首相(自民党総裁)が消費税増税は十年間不要とした発言に関し、直ちに同調できないとの認識を示した。兵庫県尼崎市で記者団の質問に答え、首相自身が十年後に在任中か分からないとして「責任ある発言とは受け止め切れない。首相は、議論が必要だと言いたかったのではないか」と語った。参院選の新たな論点になりかねないと予防線を張った発言と言える。

 山口氏は「人生百年時代の議論はまだ不十分だ。財源の裏付けも議論することになるだろう」として、消費税制は社会保障政策との関係で決まると強調した。

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